でんでんのブログ

釣り、バイク、キャンピングカー、天体写真など記録を兼ねて...

Sky-Watcher EQ6R購入~初運用

最近、天体観測に慣れてきて観測時のトラブルも少なくなり、機材の設置や撤収の手際も良くなってきたため、赤道儀を追加導入しサブ機も含めて3機材で運用することを計画。今後のことも考え、現在メインで使用しているビクセンSX2赤道儀と同等以上の積載能力のある赤道儀を探し、同クラスでは比較的安価なSky-WatcherのEQ6Rを選定。Amazonにて¥199,000也

 

注文後5日程度で到着。少し早いクリスマスプレゼントが届いた。

ステンレス三脚仕様。しっかりした強度感がある。

PCとの接続方法だが、届いたEQ6Rには赤道儀本体とハンドコントローラの2か所にUSBポート(B)が付いていたが、ステラショットで使用する場合はハンドコントローラのUSBポートとPCを接続する。では、赤道儀本体のUSBポートは何に使うのか?という疑問が湧き調べたところ、以下の用途と接続パターンがあった(あくまで手元の実機で試した結果なので何の保証もありません、念のため...)

1.ステラショットによるPCからの制御

 ハンドコントローラのUSBポート --- PCのUSBポート

2.PC上のSynScanProによるPCからの制御

 赤道儀のUSBポート --- PCのUSBポート

3.赤道儀のファームウエアアップデート

 ハンドコントローラのUSBポート --- PCのUSBポート

  ※ハンドコントローラはPCダイレクトモードに設定

  または

 赤道儀のUSBポート --- PCのUSBポート

4.ハンドコントローラのファームウエアアップデート

 ハンドコントローラのUSBポート --- PCのUSBポート

 

自宅で一通り接続・動作確認を済ませ、いつもの観測地へ。

この日の鏡筒はBORG107FL。EQ6Rだと余裕のはず。

事前確認のおかげで特に手間取ることなく観測開始。驚いたのはオートガイドの安定性。露光中の安定性も良いが、ディザリングの際の移動後の収束も早くガイドエラーは皆無だった。SX2もこれくらい安定してくれれば...

ガイドグラフの様子。ディザリング動作後の収束も良く安定感抜群!

この日はとても寒く霜も降りていたが赤道儀も含め機材は安定して夜明けまで問題なく観測できた。夜明け近くには最近話題のZTF彗星も初撮影できた。これからどんどん明るくなっていくので楽しみである。

あまりの寒さにすべてが凍り付く...

雪が降ったわけではありません。凍っているだけです。

アンドロメダ銀河。BORG107FLだと画角が少し足りず。

プレアデス星団。こちらも画角が少し足りず切れてしまう。

バラ星雲 やはり画角が足りず周辺が切れています...

オリオン大星雲。露光オーバーでトランペジウム付近が飽和してしまっている。
次回の課題。

話題のZTF彗星。初の彗星撮影だったがなんとか絵になった。

 

EQ6Rの安定性を見てしまうとSX2もどうにかならないかと思ってしまう。少なくともディザリング移動後の収束時間の違いは三脚を含めた機械的強度の差ではないかと思われるので、まずは三脚の強度アップを図ってみたいと思案中。

おしまい。