でんでんのブログ

釣り、バイク、キャンピングカー、天体写真など記録を兼ねて...

皆既月食(2025/9/8)

最近忙しくてほとんど活動できていなかったが、3年ぶりということで月食の撮影には何とか都合をつけて行ってきた。(ブログアップは今頃ようやく...)

機材は以下の4つ

・BORG107FL+AZ-GTi

・SeestarS50

SONY α7Cii+Sigma 28-70mm F2.8 DG DN

SONY ZV-E1+Sigma 20mm F1.4 DG DN 

 

SeestarS50は経緯台モードで月食直前から終了までインターバル撮影を行った。

終盤は雲に遮られ追尾が外れてしまった。Seestarは月の撮影にはちょうど良い画角で、追尾も手間いらずで手軽に撮影することができた。

SeestarS50 1分間隔でインターバル撮影

BORG107FLは赤道儀に乗せて追尾で撮影を行った。オートガイドと撮影はFireCaptureを使用。

BORG107FL 1分間隔のタイムラプス動画

月食直前の”ほぼ”満月

月食真っ最中の月。上の写真と色が違うだけ?
いえ、周りに他の星が見えているところが違います!

 

moon_zve1

SONY ZV-E1+Sigma 20mm F1.4 DG DNでインターバル撮影

 

Produce_moon

SONY α7Cii+Sigma 28-70mm F2.8 DG DN(35mm)でインターバル撮影

月食後半を比較明合成


ネットをみていると、皆さん色々な撮影方法をされているようで参考になります。次回の月食は2026年3月3日。上手な人を参考にいろいろ試してみたいと思います。

 

おしまい。

 

バンビの横顔星雲、IC1396(Sh2-131)

久々の好天となった8月19日にいつもの公園へ。

まずは初撮影のバンビの横顔星雲。天の川の中にあり星が大変賑やかな領域。

M24バンビの横顔星雲の位置

スタッキング直後の画像(STF調整済み)

生画像の星像。周辺の収差が気になる。バックフォーカスを再確認したい。

20250825172507

オメガ星雲を見上げるバンビ。”バンビの首飾り”も見える。

 

次は過去に何度か撮影しているIC1396。

IC1396の位置

北の空は光害が多く、その影響かカブリがキツめ。

スタック直後(STF調整済み)

20250827162946

IC1396(処理後)

この日は世間でも話題になった火球が出現した日だが、流星狙いで撮影していた広角カメラに写っていないか帰宅後確認した。火球による閃光は写っていたが火球そのものは残念ながら写っていなかった。

火球の閃光が写ったタイムラプス動画。残念ながら火球本体は写らず。
画面左が北。右上が南西で火球は画角外だったと思われる。

現場で閃光に気づいたが、当時は雷かと思ったが、非常に明るかった割に雷鳴が全くなかったので不思議に思っていた。

流星は予測ができないので、できるだけたくさん撮影し、数打って当たるのを待ちましょう...

おしまい。

 

ISSの自動追尾撮影に挑戦

ソフトウエアのバージョンアップで訪れたSky-Watcherのサイトに気になるソフトがあった。人工衛星を追尾してくれるソフトとのこと。

いつも気になっていたSatelite Trackerというソフト

以前、手持ちでISSの撮影に挑戦したことがあるが、視野に入れることすら難しく、あれよあれよという間にISSが去って行ってしまった。

dendenpu.hatenablog.com

このSatelite Trackerを使えば赤道儀で衛星を追尾してくれるのか?と、期待を抱いて使ってみることにした。

ダウンロードには2つのソフトが含まれている。

・Satelite Tracker...トラッキングのためのメインソフト

・PreviSat...トラッキング用軌道データを生成するソフト

ただし、ここに含まれるPreviSatはバージョンが古いため、最新版をPreviSatのページで入手してこちらをインストールしたほうが良い(古いバージョンをインストールしても起動時に最新版への更新通知があるので更新はできる)

https://previsat.sourceforge.net/index.html

SkyWatcher製の架台に対応ということなので、所持しているAZ-GTi、StarAdventurer、EQ-6Rから選ぶことになるが、赤道儀は衛星が子午線を超えると鏡筒反転が発生してしまうため、AZ-GTiを経緯台モードで使用することにした。

 

手順は

・PreviSatで観測したい衛星を選び、軌道データを作成

・機材を設営し、PC上のSynscanアプリでアライメントまで完了しておく

・Satelite Trackerで軌道データを読み込み、衛星が現れる少し前にTrackingを開始

・衛星が現れるとSatelite TrackerがSynscan経由で架台を制御し衛星を自動で追尾

・映像を確認し、衛星が視野からずれていればSatelite Trackerのカーソル操作で補正しながら撮影

という流れ。

 

PreviSatの画面。最新版は日本語化されている。

まず、PreviSatで軌道データを作成する。PreviSatは起動時にネット経由で衛星の軌道データを取得するのでネット接続環境が必須である。また、衛星の軌道データは頻繁に更新されるため、観測の直前に軌道データを作成するのが良い。軌道データ作成後、実際の追尾動作にPreviSatは使用しないので、観測時にネット接続は不要。軌道データ作成までは自宅で事前に行っておき、現場でSateliteTrackerを使って観測という運用になる。

ISS以外にも多くの衛星が選択可能。ここでのポイントは観測地の座標を正確に入力すること。あと、出力データ間隔は架台との接続にWiFiを使用する場合は少し長め(200ms以上)に設定しておかないとデータ送信に架台の応答が間に合わず追尾エラーが出てしまう点に注意が必要。

 

SateliteTrackerの画面

SateliteTrackerが追尾ソフトの本体になる。架台の操作はSynScanアプリが行い、SateliteTrackerはSynScanアプリ経由で架台を操作するという形(NINAやPHD2がSynScanアプリ経由で架台をコントロールするのと同様)

軌道データを読み込み、Tracking-Startボタンを押すと追尾が始まる。衛星が出没する少し前に開始しておくと、出没方向に鏡筒を移動して待機してくれる。追尾が始まった後、実際の映像を確認し、追尾がずれている場合は[Slewing]にあるカーソルキーで微調整する。

今回使用した機材はこちら

ISS追尾に使用した機材

・架台...AZ-GTi(経緯台モード)

・三脚...BORG SWII

・鏡筒(主鏡)...BORG89ED + x2.5バロー

・カメラ...ASI294MC

・副鏡...BORG25

・副鏡カメラ...ASI120MM

前回の手持ち撮影の結果から、焦点距離1000mm以上は欲しいと考えバローレンズを追加し約1500mmとした。導入誤差で視野に入らない可能性を考え、追尾は低倍率の副鏡の映像を見て行うことにした。副鏡の焦点距離は175mm。光軸合わせのため微動装置を経由して副鏡を搭載。

撮像は動画撮影とした。SateliteTrackerに撮像機能もついているが、使い慣れたSharpCapを使用。カメラ2台となるのでSharpCapも2つインスタンスを立ち上げ、追尾中の画面はこんな状態。

追尾中の画面

youtu.be

ISSが出現すると、無事副鏡の視野内に入ってきたので追尾は成功!メインカメラでの録画もできたが問題が2つ。一つは露光時間とゲインの最適値を調整する余裕がなく、録画の大半でISS本体が白飛びしてしまっていた。もう一つは焦点距離不足で解像度が足りずぼやけた画像になってしまった。

メインカメラに映ったISS。倍率不足でかなり小さく写っている。

写りの良さそうな動画を切り出してスタッキング

強調処理した最終結

動画から切り出し→スタッキング→強調処理を実施し、ぼんやりとシルエットは浮かんできたが今回の素材ではこの辺が限界。

今後の課題だが、露光時間とゲインは今回の撮影で大体の値は把握できたので次回はもう少し余裕をもって調整できるはず。焦点距離の問題だが、一応、x5バローレンズもあるので試してみたいが、これを機に1000mm程度の鏡筒を追加したい気もする。

おしまい

 

薔薇の蕾星雲、惑星状星雲・PK104-29.1

以前も撮影したことがあるが、露光時間不足でイマイチだった薔薇の蕾星雲に再挑戦。

dendenpu.hatenablog.com

20250824121816

前回も思ったが、どう見ると薔薇の蕾なのか?多分こう見るしかないと思うのだが...

多分、こういう感じで薔薇の蕾とみると思う

次も以前撮影したことのある惑星状星雲・PK104+29.1。前回より露光時間を稼ぎたかったが、結局全く同じ露光時間になってしまい、結果もあまり変わらず...

20250824122830

試しに前回撮影したデータを合わせてコンポジットして処理してみた。

昨年のデータも合わせてコンポジットした結果

日没前に太陽撮影も行った。

f:id:dendenpu:20250824185435j:image

日没まで時間が少なかったので今回は単発撮影のみ。時間があるときはタイムラプス撮影をして刻々と変化する様子を観察したい。

全体撮影

x2.5バローレンズを使って撮影

今回は以上、おしまい。

 

アイリス星雲、WR134

最近、BORG107FLでの撮影でガイドエラーらしい症状が出たりでなかったりが続いているので、調査・対策をしてみた。

撮影対象によって症状は異なるが、例えば6月に撮影したライオン星雲のスタック後の画像を見ると、星が楕円状になってしまっている。

SH2-132 スタック画像

拡大画像。星が楕円状になっている。赤経方向にぶれているらしい。

撮影中に症状に気づいてはいたが、ガイドグラフでは大きなブレはなさそうで、現場でネジ類のゆるみ等を確認したがよくわからず。自宅で機材を再確認し、明らかにおかしなところはなさそうだったが、ガイド鏡の取り付け部分の強度不足の疑いあり。以前はもっと小型のガイド鏡を乗せていたが、ガイド鏡の焦点距離が短すぎたため大きなものに交換したという経緯がある。

ガイド鏡の大きさに比べ、取り付け部分がみるからに貧弱...

ここが原因かどうかはわからないが、見るからに貧弱なので補強してみた。

ガイド鏡の取り付け部分をアルミプレートを追加して強化

対策後の結果だが、まだ若干楕円になるが改善はされたようだ。

補強後に撮影したアイリス星雲(スタック画像)

拡大画像。かなり改善された。

BXTをかけるときれいに補正されてしまう...

撮像対象(鏡筒の方向)によって症状の大小があると思われるので、これでしばらく様子を見みることにする。

 

20250824004600

ケフェウス座 NGC7023・アイリス星雲

 

撮影時のアイリス星雲の位置



20250823180929

はくちょう座 ウォルフ・ライエ(WR134)

WR134の位置 ステラナビゲーターでは HD191765 で検索できる

おしまい。

 

キャンプ1人旅・長野

久々に1人でキャンプ旅行に出かけた。ちょうど新月期と重なるので、テントやタープのキャンプ機材は省略し、望遠鏡・カメラを積んで星空撮影をメインとした装備で出発。

今回の行程。3泊4日の予定。

[1日目]

金沢に引っ越した養蜂家の友人宅に宿泊。翌日は早朝に出発するので宴会は程々にして就寝。お土産に高級蜂蜜をもらった。ありがたや...

 

[2日目]

長野県野辺山高原まで移動し、ぶらっと観光。野辺山宇宙電波観測所を見学。

野辺山宇宙電波観測所電波望遠鏡

電波ヘリオグラフと45m電波望遠鏡をバックに記念撮影

この日は平沢峠で夜通し星景写真を撮ろうと思っていたのだが、時折小雨がぱらつくあいにくの天気。

平沢峠に到着したが、雲が多く時折小雨もぱらつく天気

仕方なく、近場のキャンプ場で宿泊することに。宿泊先は五光牧場オートキャンプ場。平日で天気もイマイチということで利用客が少なく、飛び込みでも宿泊可能で助かった。

赤岳、権現岳がみえる、見晴らしの良いキャンプ場

夕方、雲は残ったまま。星空は見れるか?

日が暮れた後、若干天気が回復。方角によっては星空が見えるようになった。

短時間の晴れ間で撮ったタイムラプス

[3日目]

この日は快晴。AM7:30にキャンプ場を出発し、高崎駅へ向かう。

翌朝は快晴!広いキャンプ場はほぼ貸し切りだった。

今回の旅行の最大の目的は、息子が車掌を務める列車に乗客として乗るというもの。

鉄道マニアが、そのまま電車に乗ることを職業としてしまった筋金入りの”乗り鉄”である。

邪魔にならないように他人のふりして乗車。運転手になったらまた乗りにこよう!

仕事なのでしんどいこともあるだろうけど、好きな仕事を生き生きとやっているようで安心した。

仕事が続く息子とは高崎駅で別れ、この日のキャンプ地、荒船パノラマキャンプフィールドへ向かう。

今回予約したサイトは”荒船ビュー”A-2区画。

荒船ビューA-2区画。正面に荒船山が見える見晴らしの良いサイト

正面に荒船山が見える。フリーサイトの高台のほうが良く見えるが、
区画が決まっているほうが落ち着く。天気は良いが雲が多い。

シャワーを浴びて、夕暮れまでゆったり過ごす

日暮れ頃には雲もなくなり快晴。星空の期待が高まる。

ZV-E1 + TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye で撮影

insta360ONE RSで撮影

α7CII+Sigma 14mm F1.4 DG DN で撮影

東の空が意外と明るかったり、明かりをつけたままのテントがあったりして、それほど条件は良くなかったが、見晴らしの良いサイトできれいな星空を楽しむことができた。

今回の一人キャンプ旅はこれにて終了。最終日は大阪までの430kmを一気に走り切り無事帰宅。疲れました...

 

おしまい。

 

 

梅雨の晴れ間の天体観測・カラフルタウン、ライオン星雲、他

仕事を辞めて以来、時間に融通が利くようになり、毎月新月期には天体写真の撮影に出かけていたが、梅雨の影響で先月はついに行けずに終わった。ということで2か月ぶりに撮影に出かけたが、たった1か月空いただけでいろいろ忘れ物が発生。何とかごまかして撮影を行ったが、一番困ったのはバーティノフマスクを忘れたこと。ピントが確りあっているのか不安を感じつつ撮影を行った。

昼過ぎに到着。日没までは太陽観測を楽しんだ。

GPVでは雲が残る予報だったが、残念ながら予報通り薄雲が残ったまま日没。

日没後も、天頂付近以外は薄雲が残ったまま。カラフルタウンを狙っているが...

まずはアンタレス付近、さそり座・カラフルタウンを撮影。昨年も撮影したが、明るい星の影響でゴーストが盛大に発生していたため、今年は絞りを自作してトライ。

BORG55FLの主鏡の前に絞り板を設置

20250701201617

左:昨年 右:今年
点線部分のゴーストが絞りの効果で消えている

絞りの効果は確認できたが、雲の影響でガイドエラーとコントラスト不足の写真が大量に発生。選別してコンポジットを行ったが、雲の影響が残っているのかソフトフォーカスっぽい画像になった。

 

カラフルタウンが沈んだ後、夜明けまでの時間で網状星雲を撮影。ここで本来は絞りを外さなければならなかったが忘れてそのまま撮影。露光量をかなり損した。

20250717081120

もう少し枚数が欲しかったが夜明けで時間切れ...

 

お次はSH2-132 ライオン星雲。こちらも過去に撮影しているが今回はナローバンドフィルタで撮影。フィルタの効果で後ろ足部分の青色が前回よりはっきり写った。

20250701220730

 

最後はIC5146まゆ星雲(Cocoon Nebula)

20250701221117

南の空の光害が赤っぽい。何が起きたのでしょう?

(追記)WEB情報で、この赤っぽい発光はH2Aロケット最終号機の発光雲ではないかと…わかる人コメントください!

撮影日時:2025年6月29日 AM1:49

場所:奈良県下市町

 

おしまい。