でんでんのブログ

釣り、バイク、キャンピングカー、天体写真など記録を兼ねて...

12P/Pons-Brooks(ポンス・ブルックス彗星)

見頃を迎えている12P/Pons-Brooks彗星を狙っていつもの公園へ。

だんだん日が長くなっているので19:00近くでも薄ら明るく、彗星が見える西の方向は街の明かりでさらに明るい。今回の観測場所は西の空が比較的見通しが良いが、それでも20:00頃には彗星は沈んで見えなくなるので観測できるのは30分~1時間程度になる。

導入、撮影開始まで手間取っているとあっという間に沈んでしまうので、明るいうちに機材をセットし終え、北極星が見え始めたらすぐに極軸合わせをして導入開始。まだ薄明るくプレートソルブに失敗するので手動で彗星を導入。なんとか小一時間撮影することができた。露光時間は1分、40枚程度撮影できた。

ステライメージのコンポジットパネルでスタック

人工衛星が多いためσクリップで強めにフィルタをかけてコンポジット処理し、Pixinsightで仕上げた。

20240403104610

 

20240403104616

ちなみに人工衛星をそのまま残すとこんな状態。

わずか30枚でこれだけ人工衛星が映り込む

ネットに上がっている写真を見ていると、とても長い尾がきれいに写っているものがあるが、頑張ってあぶり出してみたが尾の淡い部分は背景に紛れてはっきりできず。もっと空の暗い場所で撮れば良くなるのだろうか?撮影方法や画像処理テクでの改善余地は?まだまだ精進が必要だ。

 

 

 

ビクセンワイヤレスユニットASCOMドライバVer.1試用

ビクセンワイヤレスユニットのASCOMドライバーが、ようやくVer.1になったが、ダウンロードでウイルス検知に引っ掛かっていた件、ビクセンから回答があった。要約すると

ビクセンではASCOMドライバー ワイヤレスユニット用にウィルスは検出されていないことを確認済み

ブラウザーのセキュリティ設定の問題の可能性があるため、本ドライバーのウイルス検知を解除(ダウンロードを許可)して試してください

とのこと。

Windowsセキュリティから


ウイルスと脅威の防止

現在の脅威
 保護の履歴(今回のビクセンASCOMドライバーを弾いた履歴を選択)
  ↓
 デバイスで許可

と操作するとダウンロードできた。

念のため、ダウンロードしたファイルにウイルスチェックを実施して問題ないことも確認。PCへインストールした。今回はASCOMドライバーのみのバージョンアップでワイヤレスユニット本体のバージョンは変更なし。現状のバージョンは以下のようになる。

ASCOMドライバー:Ver.1

ワイヤレスユニット:Ver2.30

前回発生した”撮影中にNINAが落ちる”問題↓dendenpu.hatenablog.com

早速、この問題が解決しているかどうか自宅前で実験してみた。

ワイヤレスユニットでの機材構成。配線が少なくてすっきりしている

まず、NINA、PHD2ともASCOMドライバー経由でワイヤレスユニットと接続でき、試し撮りとしてバラ星雲を撮影することにした。プレートソルブも問題なく、自動導入完了。オートガイドも問題なく動作しているので撮影開始。バラ星雲が向かいの家に隠れてしまうまでに5分×4枚撮影。

街灯の真下でいろいろ酷い条件だが、ワイヤレスユニットで撮った記念の一枚

5分×4枚なので、もっと長時間だとどうなるかわからないが、少なくとも以前のようにすぐにNINAが落ちてしまうということはなくなっているようだ。

念のため別の対象でもう少し確認しようと、M96を導入し撮影を開始したが、ここで問題発生。オートガイドの補正が効いていないような症状で徐々にずれてしまうようになった。PHD2でオートガイドを再実行してもダメで再キャリブレーションを行うとキャリブレーションにも失敗してしまう。ここでNINAに見慣れないエラーが出ていることに気づく。

突然現れたエラー。ワイヤレスユニットへコマンドが送れていない?

ASCOMドライバ経由でのワイヤレスユニットとの通信に失敗しているようだ。この状態でNINAから赤道儀の操作はできなくなっていた。PHD2もASCOM経由でワイヤレスユニットにガイド信号を送っているので、これが途切れてガイドできなくなっている様子。

ここで、NINAの[機材]ー[望遠鏡]メニューで、一旦望遠鏡との接続をOFFにして再度ONにすると赤道儀との接続は回復したが、しばらく操作していると再び通信できなくなる症状が再発。ここで今回の実験は終了。

今回の実験では、NINAが落ちることはなくなったが、ワイヤレスユニットとの通信は(私の環境では)まだ不安定であり、天体撮影のような長時間運用には安心して使えないかな~という結果に終わった。PCやNINA側に問題がある可能性もあるが、同じPCでSTAR BOOK TENや他社の赤道儀が問題なく使えていることを考えると、これ以上調査に時間をかけるよりビクセンからのASCOMドライバーのバージョンアップを待つのがよさそう...残念。

 

おしまい。

 

 

3月観測会・アンテナ銀河、ヘッドフォン星雲他

今月は3/10、3/13に撮影に出かけた。

機材は、PENTAX K70+望遠レンズ(彗星撮影用)、BORG107FL、EdgeHD800の3セット。彗星は日没後すぐに沈んでしまうので、まずは彗星撮影を先に済ませた。

彗星撮影の結果はこちら↓

dendenpu.hatenablog.com

 

BORG107FLの結果

M64・黒目銀河

20240317093550

この時期は見頃の銀河が多いが、BORG107FLでは少し焦点距離が物足りず、2000mmクラスの鏡筒がもう一本ほしいところ。

M64(トリミング)



 

次はちょっとマイナーな惑星状星雲 Abell36

20240317094101

Abell36(トリミング)

NINAのスカイアトラスで観測対象を物色していて見つけたものだが、ステラナビゲーターでは見つからず、Cartes du CielではPK318+41.1で出てきた。

Abell36の位置。おとめ座の横。

M81,M82

20240317095333

M81,M82の2ショットは先月も撮影していたが、今回はx1.4テレコンバーターを付けて少し拡大して撮影。

 

EdgeHD800の結果

NGC2403

20240317100309

 

NGC4038、NGC4039(アンテナ銀河)

20240317105910

肝心のアンテナ部分がはっきりできず。もっと露光時間が必要ということやね...

アンテナはNGC4038とNGC4039のそれぞれのダストテールとのこと↓

次回再挑戦したいが、あまり高度が上がらないため撮影できる時間は限られる。

 

PK164+31.1(ヘッドフォン星雲)

20240317112103

しっかり露光したつもりだったがコントラストが低く、強めに強調したため背景が荒れてしまった。ヘッドフォンというより、私には”赤レンジャー”に見える。歳がバレる...

 

3月とはいえ今回も非常に冷え込み機材は結露、凍結して大変だったが撮影自体は問題なくできた。人間のほうが先に参ってしまいそうである。

鏡筒ヒーターはフルパワーで!

おしまい

カメラレンズで天体撮影(其の2)

前回、カメラレンズでオリオン座とポンス・ブルックス彗星を狙ったが、

dendenpu.hatenablog.com

それぞれ問題があり、心残りだったため数日後に再挑戦してみた。

まずはオリオン座。前回はコマ収差と思われる星の歪が盛大に発生していたので、今回は絞りを絞って撮影してみた。

20240316141131

見事に改善した。が、なんだかソフトフォーカスがかかったようになっている。確認できていないが、前回に比べかなり冷え込んだのでレンズが結露してしまっていたのかもしれない。なかなかうまくいかないものだ...

 

続いて、ポンス・ブルックス彗星とアンドロメダ星雲との2ショット。前回は雲がかかってしまったが今回は快晴。

20240316141933

雲は無いが、今回は月明かりが邪魔をしてコントラストが低くなってしまった。なかなかうまくいかないものだ(再)...

 

彗星単体の写真も撮っておいた。

20240316141905

彗星はこれからもっと明るくなるとのことなので楽しみだ。

 

おしまい。

 

 

 

カメラレンズで天体撮影・オリオン座、ポンス・ブルックス彗星

今回はアンドロメダ銀河に接近した12P/Pons-Brooks(ポンス・ブルックス)彗星を狙ってみた。事前にステラナビゲータで確認してみたが、アンドロメダ銀河との2ショットを撮るためにはBORG55FLでは収まらず、100mm程度の望遠レンズでとる必要があるようなので、今回はカメラの望遠レンズで撮影することに。

ステラナビゲータにて、100mmでアンドロメダ銀河と2ショットができそう

PENTAX K-70と純正望遠レンズ。日没近くに雲が広がってきた。

もう一台はSONY ZV-E1。ポラリエで追尾する。

天気予報は晴れの予報だったが日没直前に雲が広がってきた。今回の観測地は見晴らしは良いがそれでも20:00には彗星が沈んでしまうため、観測できる時間は非常に短い。

結局、雲が途切れないまま彗星は沈んでしまったが雲の切れ目で薄雲越しに何とか撮影には成功。

20240312150850

3/13頃最接近するらしい。もう一回ぐらいチャンスがあるかも。


ちょっと残念な結果だったので、近日中に天気の良い日があればもう一度挑戦したい。

この後、天気は良くなり、普段使わない広角レンズなのでオリオン座を撮ってみた。

20240312145322

55mm程度でオリオン座全体が入る

バーナードループが写ったのは良いが、星像がちょっとおかしい。

特に明るい星の周辺に羽が生えたような光が出ている

中心はましだが、周辺に行くほど、明るい星の周辺に羽が生えたような光が出ている。多くの内部レンズがあるためゴーストが発生しているのだろうか。カメラレンズで天体撮影をするのは今回が初めてなのでよくわかっていないのだが、絞りを少し絞ったほうが良いのだろうか?現場で気づいていれば実験できたのだが...これだけ広い画角も面白いので、また今度調べてみたいと思う。

→其の2へ続く

dendenpu.hatenablog.com

 

おしまい。

 

F800GS車検、メーター交換

今年はF800GSの車検。

f:id:dendenpu:20240215154921j:image

2009年に購入して14年になるが、これまで大きな故障もなく、今回も特に問題なく終わるかと思っていたら、車検を依頼したバイク屋から「メーターが動かない」と連絡があった。直前に乗った時は問題はなかったのでその旨伝えて少し調べてもらったところ、

・メーターが動かない時も、エンジンはかかる

・冷えているとメーターが動かないことがある

・ドライヤーでメーター周辺を温めると動作する

という状態。

ネットで同様の症状を調べると、いくつか同じ症状の情報が上がっている。どうやらF800系の”あるある”症状らしい。メーター内部基板の電解コンデンサの劣化によるものらしく、自分で電解コンデンサを交換して修理したという強者の情報もあり、いつもの私なら迷わずチャレンジするところだが、今回は車検が迫っているということと、かなり前からタコメーターカバーにヒビが入っていたということもあり、新品に交換することにした。

費用は...メータ:13万円(!)+工賃:2.4万円 + 税 = 16.9万円也

国内に在庫があったらしく、4日程度で交換できた。

修理中の代車はG310GS。コンパクトで乗りやすいのだが、パワーが無く物足りない。CRF250rallyのほうが元気に走る。自分では買わないな...

修理中の代車 G310GS

交換前の壊れたメータは、今後の部品取りのために頂いておいた。

故障したメーター。暇があれば修理しておきたい。タコメータカバーにヒビが入っている。

メーターがピカピカで浮いている...

元気になって帰ってきたF800GS

無事、車検も通った。15年目も元気に走ります。

 

おしまい。

 

2月観測会・トールの兜、ミルクポット星雲

今月の観測は2/9に出かけたのだが雲に阻まれ途中で撤収。2/12に再びいつもの下市中央公園に向かったが、この日は下市初市というイベントがあり17:00に到着した時点で駐車場はほぼ満車。駐車場での観測は諦め、近場で観測できそうなところを探して車でうろつくこと1時間、見晴らしの良い場所を何とか見つけて機材の設営/観測を開始。

いつもと違う場所で観測。見晴らしは良いが斜面になっている。

この日はEdgeHD800、BORG107FL、BORG55FLの3セット+SeestarS50の電子観望。SX2赤道儀+PHD2ガイドにトラブルが発生したが、だましだまし使いとりあえずしのいだ(←これについては詳細調査が必要)

 

BORG55FLの結果

今回、新しい光害カットフィルタを試してみた。

58mmだとBORG55FLにそのまま装着できる

 

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勾玉星雲、お玉杓子星雲付近

CBP、QBPフィルタに比べると星雲の赤い色が埋もれる感じ。

 

20240219141217

コーン星雲付近

 

BORG107FLの結果

 

20240219191640

SH2-308 ミルクポット星雲

 

ガイドのトラブルで時間をロスしてしまったが、銀河は比較的短時間でもよく映るので助かる。

 

20240219140832 20240219141301

 

EdgeHD800の結果

 

20240219140746

トールの兜星雲(NGC2359)

 

20240219140944

メデューサ星雲(SH2-274) 先月途中までだったので撮り増し。

 

20240219140522

子持ち銀河(M51)

 

SeestarS50の結果

各鏡筒で撮影した対象をSeestarS50でも観望してみた。

トールの兜星雲(NGC2359)

メデューサ星雲(SH2-274)

しし座トリオ銀河 M65、M66、NGC3628

62P/Tsuchinshan 1 (2023)彗星

ちなみに、2月はとても寒く機材はこんな感じになるが、これでも問題なく撮影できるのは大したものだ。(人間が先にメゲてしまう)

こんな状態でも問題なく撮影できる。

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おしまい。