セイファートの六つ子銀河、青い馬頭星雲、他
今回は初撮影3つ、再撮影1つ。
いつもの公園で明るいうちから準備。


この公園はいつもの通り貸し切り。
初撮影のM83。なかなか立派な銀河。
セイファートの六つ子銀河。EdgeHD800でも小さくしか写らず、このサイズ。
試しにDrizzle x3でスタッキングしてみたが...大差なし。

NGC6027、NGC6027a、NGC6027b、NGC6027c、NGC6027d、NGC6027eとされているそうだが、Pixinsightのアノテーションでは表示されず。
M14
IC4592・青い馬頭星雲

おしまい
新鏡筒・SV535導入
SVBONY SV535を購入。

これで手持ちの鏡筒と焦点距離は以下の通りとなった。
SV535 105mm F2.8
BORG55FL+reducer 200mm F3.6
BORG45EDII+テレコン 455mm F10
BORG89ED 600mm F6.7
BORG107FL+マルチフラットナー 648mm F6
BLANCA110ED 770mm F7
MK105 1350mm F13
EdgeHD800 2000mm F9.9
新鏡筒の最初の獲物は、さそり座カラフルタウン。

さそり座が昇ってくるまで時間があったので、おとめ座銀河団付近をテスト撮影。
240秒露光の1枚撮りがこちら。


20枚スタックして画像処理した結果。

さすが105mmだと、マルカリアンチェーンも小さく写る。周辺減光が大きいのはフラット処理で頑張ることになる。
続いて本命のカラフルタウンの撮影を行った。カラフルタウンのスタッキング直後の画像がこちら。

フラット補正はしたが、周辺のカブリがかなりひどい。
画像処理で頑張った結果↓
カブリが残っているようだが、これぐらいならトリミングしてもよさそう。

5万円程度の鏡筒でこれだけ写れば大満足!良い買い物でした。
おしまい。
電動フォーカサー導入(3)
現状、電動フォーカサー・Gemini Focuser Proを合計3台導入し、EdgeHD800、BORG107FL、BORG55FLに装着し、NINAのオートフォーカス機能を使って便利に長時間撮影できる環境になっている。
しかし、最初に装着したBORG55FLの搭載方法に問題があったため変更することにした。当初の搭載方法はこちら。

手間暇をかけず、とりあえず電動でフォーカス調整できるという方法をとったが、問題というのはBORGのヘリコイドがピント調整で伸び縮みすると操作部分も移動してしまうというもの。ヘリコイドが回転するとEAFのプーリーとの位置がずれ、ベルトのテンションも変わってしまうため、オートフォーカスの測定が不安定になりオートフォーカスの精度に影響が出ていたと思われる。
ヘリコイドをそのまま使いたかったので、ベルト方式からギヤ方式に変更することにした。ヘリコイドに装着するギヤとEAFマウントを3Dプリンタで作成して組み込んだのがこちら。




これでようやく3セットの電動フォーカス化が完了。4月の新月期に運用してみた。
これまでは、1時間に1回程度、バーティノフマスクを用いてフォーカスの再調整を行っていたが、今回はNINIAのシーケンス撮影で10枚撮影毎に1回オートフォーカスを組み込んで撮影。一応、途中で経過を確認したが、特にトラブルは無く撮影開始から終了まで放置で大丈夫だった。
マルカリアンチェーン。10枚撮影毎にオートフォーカスを実施。
ヘラクレス座の分子雲SH2-73
へび座の分子雲 SH2-36、SH2-33

夜明けのため残念ながら撮影は途中で終了。この対象のように回転角を変更して撮影したい場合は手作業でカメラを回転しなければならない。次は電動ローテータか...
NGC2903

M96
M95,M96,M105


LDN1778、LDN1780

3セットで撮影したが、オートフォーカス導入のおかげで撮影を開始した後は手間がかからなくなり、SeeStarでの電子観望や仮眠をとる等ゆっくり撮影できた。もう1セット追加してもいいかも...
おしまい。
C/2025 R3パンスターズ彗星
時間の都合やら天気の影響やらで撮影に行けていなかったパンスターズ彗星をようやく撮影してきた。
4月17日早朝、場所はいつもの公園。
高度が低いので見晴らしの良いところまで遠征に行きたかったが、都合により近場の公園へ。問題は明るくなる前に見えるところまで登ってくれるかどうかだが、一応、ステラナビゲータで事前に確認したところ、木の間から何とか見えるようだが、明るくなる前に撮影できるのはせいぜい10分程度と思われる

夜明けまではいつものように夜通し天体撮影を行い、4:00頃から鏡筒を彗星のほうに向けて待機。この日はBORG107FLとBORG55FLの2台で狙う(裏でプラン撮影でSeestarS50でも撮影)。

650mmだと画角に入りきらないほど立派な姿。

BORG107FLでの導入に手間取り、BORG55FLの撮影を始めるころには空がかなり明るくなってしまっていた。カブリが酷かったのを苦労して補正した結果がこちら。

BORG55FLで撮影開始直後の1枚撮り。この後急速に空が明るくなった。
実質的に撮影可能な時間は10分も無かったが何とか撮影できた。10倍の双眼鏡で眼視を試みたが、テールはほぼ見えず。C/2025R3はこれが最初で最後の観測になるが、無事撮影できてよかった...
おしまい。
Seestar S50でプラン撮影
普段、天体撮影の合間で電子観望に使っているSeestarS50だが、今回は撮影プラン機能を使って天体写真撮影を行ってみた。


プランの作成は簡単で、天体名を直接検索して入力しても良いし、”今夜のおすすめ天体”からも選べる。簡単に作成できるためか、撮影枚数での指定はできず、撮影時間で指定するようになっており、また、時間は10分刻みで最小時間は10分という仕様になっている。今回は基本的に最小時間の10分で、モザイク撮影する場合は面積に合わせて時間を延長してプランを作成した。
最小の10分間で撮影すると、大体42~46枚程度撮影される。この枚数であれば淡い天体でなければそこそこの画質になるので、一晩あればかなりの天体を撮影できる。











最後にC/2025R3パンスターズ彗星を撮影

ライブスタッキングで観望したが、恒星基準で位置合わせしているらしく、彗星の像がぶれてしまった。
撮影後、SeestarS50で再スタック処理すると、彗星基準でスタックしてくれたらしく彗星のブレが無くなった。

今回、プラン撮影を試したが、放置状態で次々と写真を撮影してくれるので、たくさんの対象を写したい場合は良いかもしれないが、画質的にはそれなりなので、私の場合は現場で電子観望というのがSeestarの使い方としては合っている。
おしまい。
電動フォーカサー導入(2)
前回、お試しで購入したEAF Gemini Focuser Proが問題なく使えそうなことが判ったので、追加で2台購入し、いつも使っている鏡筒(BORG107FL、EdgeHD800)に設置した。
(前回の記事)
まずはBORG107FLへの設置。

当初、微動装置のない通常のハンドルにカップリングでEAFを接続する予定で接続用部品を3Dプリンタで作成。


動作させてみたところ、通常速度側のハンドルには残留トルクが結構あり、カップリングにたわみが発生。このためEAFで位置指定した時の停止位置が安定しないことが判明。
そこで、微動ハンドル側にEAFを接続する方式に変更。微動ハンドル側だと横の飛び出し量が大きいため、ベルト駆動とした。

取り付けが終わったら、GeminiFocuserProConsole.exeで初期設定を行う。

初期設定では以下の3つを設定すればとりあえずOK。
[MaxSteps]...フォーカサーの移動範囲の上限
[Position]...EAFの現在のポジションの強制設定
[Reverse]...EAFの回転方向
[MaxSteps]はフォーカサーの移動範囲の物理的な上限(余裕を見て少し手前)を設定する。Geminiは3840stepsで1回転する。BORGのフォーカサーの微動ハンドルの可動域は約31回転なので、マージンを見て上限30回転として3840×30=115200stepsを設定した。
BORGフォーカサーを最も縮めた位置で[Position]=0を設定。[Reverse]にはチェックを入れず正転で使用。以上の設定を終えたら、[Disconnect]ボタンを押して一旦切断すると、Geminiの内部に設定が保存される。
3つの鏡筒のそれぞれの設定は以下の通り。

次はEdgeHD800への取り付け。
EAF取り付け部品は同様に3Dプリンタで自作しても良かったが、市販品もいくつかあるようだったので流用することにした。使用したのはZWO EAF用・セレストロンSCTアタッチメント。

まず、鏡筒のフォーカス調整用のゴム製ノブを取り外す。差し込んであるだけなので引っ張ると外れる。

オレンジ色のアルミ製リング部品を取り外し、ZWOのアタッチメントと重ねて取り付ける。



以上ですべての鏡筒に取り付けが終わり、早速動作確認を行った。
以下は、ざっと設定した後のNINAのオートフォーカス結果

バーティノフマスクで確認すると少しピントがずれている。オートフォーカス時のV字曲線が汚いのでずれて当然と思われる。色々問題がありそうなことが判り対応を進めた。まず、プロットされた点の位置がばらついているので、滑らかにフォーカサーが動いていないと思われ確認すると、プーリーのセンターがずれておりプーリーの”耳”にベルトが強く押されている状態であった。このためフォーカサーの動きがカクついていたらしい。EAFの取り付け位置を調整して修正。あと、グラフの右端が折れ曲がっているのは、計測開始時のバックラッシュが残っているためで、NINAの設定で”バックラッシュの補正方法”=”オーバーシュート”とし、折れ曲がりが無くなる程度の距離をバックラッシュ値として設定。


これらの調整後オートフォーカスを実行すると、きれいなV字曲線となり、バーティノフマスクでの確認結果とも一致。無事オートフォーカスできるようになった。
これで、シーケンス撮影でオートフォーカスを組み込んでおけば、ほぼ放置で撮影できるようにるはず。以下、今回オートフォーカスの動作確認で撮影した結果。
今回初撮影のM61
木星状星雲 NGC3242
EdgeHD800でも小さくしか写らない。
トリミングしたところ。この形状でなぜ”木星状”と呼ばれるのでしょう...
次回の観測では、バーティノフマスクを使った定期的なピント調整から解放され、楽な撮影ができることを期待して...
おしまい。
カタツムリ星雲、他
2月の新月期、久々にすっきり晴れたのでいつもの公園へ撮影に出かけた。
この日は、時期は過ぎつつあるクリスマスツリー星団近辺をナローバンドで撮影。


以前、CBPフィルターで撮影したものと比較してみた。露光時間の違いや強調処理の違いがあり単純な比較はできないが、クリスマスツリー星団はナローバンドフィルターのメリットはあまりなさそう。
次は今回の本命、カタツムリ星雲(IC2169)
こちらは今回初撮影なのでフィルターによる差は不明だが、カタツムリの殻の部分はナローバンドフィルターでないと撮影が難しいと思われる。

クリスマス星団周辺は以上。
次はEdgeHD800で撮影した銀河2つ
M104ソンブレロ銀河
NGC3166とNGC3169
今回は以上、おしまい。























