ダイオウイカ星雲の撮影に失敗した後、再挑戦に向けてフィルタの購入を検討した。
カラーカメラで手軽に撮影したいので、以下のフィルタを購入した。
これで手持ちのフィルタが4種類になった。使い分けの参考に、特性データを並べてみた。
注文後数日で届いたが、添付されていた実測データを見てちょっと??となる...
OIII-495.9nmの透過率が数%?。青色の棒グラフは30%程度のところまで引かれているが、黒の実線との関係がよくわからず...元々この数値を気にして選んでいないのでとりあえず深追いせず使ってみることにする。
今回の機材は以下の通り。
鏡筒:BORG107FL+マルチフラットナー
フィルタ:IDAS NBZ-II
カメラ:ZWO ASI2600MC Pro
赤道儀:VIXEN SX2+Wireless unit
ガイド鏡:SV106+ASI120MM
フィルタの影響でかなり暗く映るが、プレートソルブによる自動導入も問題なくできたのでNINAの設定はそのまま運用を開始。
まずは先月、盛大に失敗した猫の手星雲。
次は先月釣り逃したイカ釣りに再挑戦。
露光時間もたっぷりとって臨んだ結果...釣れた!(といっていいでしょう)
これでフィルタ購入の主な目的は達成できた。
最後はカシオペヤ座の超新星残骸Abell85を撮影。
これは難しい...
非常に暗く、プレートソルブがないと導入も難しそう。撮影中もどれだけ写っているのか全く分からず。スタッキング後、かなり強めの強調処理でようやく見えるようになったが、まだまだ露光時間が足りていない感じ。今後撮り増ししたいところ。
これで無事ナローバンドフィルタのデビューを果たしたが、後処理の色調整はまだまだ不明なところが多く色々試しながら勉強していきたい。撮像対象に応じたフィルターの使い分けも経験値を上げていきたい。
今回、本格的に運用を開始したビクセンのワイヤレスユニットは2晩の運用で全く問題なく安定動作していた。ケーブルが減ることで追尾の安定にもつながるのでありがたい。
おしまい