でんでんのブログ

釣り、バイク、キャンピングカー、天体写真など記録を兼ねて...

AZ-GTi赤経クランプトラブル

前回、AZ-GTiの改善として赤経用クランプ固定用ノブを3Dプリンタで自作し、おかげで軽い力でクランプできるようにはなったのだが、それでもカチッとした操作感では無く、締めようと思えばいくらでも締め込める感じではあった。で、いつものように現場で機材の設営をしていた時、「もう少し締めとこうかな」と力をいれると急にスルッと空回りする感触に変わり、その後締める方向にも緩める方向にも全くトルクを感じなくなってしまった。明らかにどこかが壊れた感じ...

帰宅後、早速分解して破損個所を確認。

クランプ固定ハンドルの樹脂パーツを抜いたシャフト先端部分

空回りは、クランプ固定ハンドルの樹脂パーツとシャフトの固定が外れて空回りしていたのが原因。シャフトから樹脂パーツを外してみると、シャフトと樹脂パーツの固定はシャフトの先端をつぶしてわずかに楕円形に変形した部分で樹脂パーツと固定しているだけだった。これって設計ミスでは...ふにゃっとした操作感もこの部分の強度の問題。AZ-GTiユーザーはお気を付けください...

原因が分かったところで対策だが、このシャフトそのままではできることが限られるので思い切って汎用のM4ボルトを溶接してみた。

元のシャフトに溶接でボルトを追加

樹脂パーツもこれに合わせて3Dプリンタで作り直し。

ボルトの6角部分で樹脂ハンドルを固定

対策完了。カチッとした操作感になった。

さすがにトラブル対応はこれで打ち止めとしたい...

おしまい。

 

--2024/01/15 追記--

実はその後の分解で、AZ-GTiの赤経クランプには根本的な問題があることが分かった。詳しくはこちらに記載したが、クランプ固定ネジを締めすぎてはいけない。

dendenpu.hatenablog.com