でんでんのブログ

釣り、バイク、キャンピングカー、天体写真など記録を兼ねて...

海の日の天体観測

無職になってからは、人混みをさけるため土日祝日は家でのんびり過ごすことが多いのだが、世間では連休の7/16,17は久々に新月期と晴天が重なったため、渋滞を避けながら観測地へ出向いた。

絶好の観測日和だが、いつもの通りここは貸し切り。

明るいうちに機材の準備を終え、日没を待つ。

夏は日が長く、天体観測ができる時間が短いのが残念なところ。この日も本格的に撮影ができるのは20:00以降といった感じ。

この日の機材は以下の通り

(長距離砲)EdgeHD800+ASI294MCpro

(中距離砲)BORG107FL+ASI2600MCpro(+夕食のつけそば)

(短距離砲)BORG55FL+Pentax K70

 

電源はバネットのサブバッテリーから供給

まずはBORG55FLの結果から...いきなりやらかしてしまった。ピント調整後、バーティノフマスクを外し忘れたまま撮影。

バーティノフマスクを外し忘れ...綺麗に光条が出てる

アンタレス付近を撮影しようとしたが、これでかなりの時間をロス。日没後すぐに西の空に沈んでしまうため全く露光時間が稼げず。この対象はそもそもかなり露光時間が必要なようで今年は諦めることになりそう。

露光時間が全く足りず...来年に期待。

M16、M17

M8、M20

続いてBORG107FLの結果。今回、このシステムではガイドエラーが大量に発生してしまった。撮影結果を見ていると星像が大きくぶれる時があり、現場で調査してみたが原因ははっきりせず。ガイドグラフを見ても大きくずれている様子が無かったので、ガイド鏡と主鏡の間の機械的なズレが発生していそうなのだが現場では原因を発見できず。帰宅後に気付いたのが、フォーカサーからカメラ端までの距離の長さ。特にテレコンバーターを付けたときにかなりの距離になるため、この部分が疑わしい。フォーカサーの強度不足というのもあり得そう。近日中に確認実験してみる予定。

テレコン装着時のフォーカサーからカメラまでの距離。結構長い。

M17 比較的エラーが少なかった。

NGC4631 くじら銀河。EdgeHD800の方が良かったか…。約4割がガイドエラー

M33 さんかく座銀河 5枚しか撮れず。ガイド成功率2割

M31 アンドロメダ銀河 こちらはガイドエラーは少なかったが夜明けで時間切れ

テレコンではなくレデューサーだとガイドエラーが少なかった。フォーカサーからカメラまでの距離の違いが関連している可能性がある。

最後にEdgeHD800の結果。

M63 ひまわり銀河

M51 子持ち銀河

M27 あれい星雲 少しピントが甘かったか?

M16 わし星雲、創造の柱

徹夜で遊ぶ

ガイドグラフはこんな感じ。極軸調整が少し甘いか?

写真の原本、過去の写真 → :star - Google ドライブ

 

おしまい