でんでんのブログ

釣り、バイク、キャンピングカー、天体写真など記録を兼ねて...

EdgeHD800光軸調整、M101再挑戦

前回の観測時に不注意でEdgeHD800の副鏡に鏡筒カバーをぶつけてしまい、光軸がずれてしまったと思われる症状が出ていたため、M101に出現した超新星の撮影で星像が歪んでしまっていた。下記は前回の光軸ずれで撮影したM101。

今回、梅雨の合間を縫って光軸調整とM101再挑戦に出かけた。

光軸調整用に副鏡調整用ネジを手回しネジに交換済みで、現場では工具無しで調整できるはず。

副鏡調整ネジを手回しタイプに交換済み

明るいうちから準備を進めたが、空には薄雲が広がりあまり期待できない空模様。

明るいうちに設置を終え、日没と雲が切れるのを待つ

やがて日は暮れたが、薄雲とところどころに分厚い雲が残ってる。しかし薄雲の間から幾つか星が見え始めたので光軸調整を開始。本来は倍率の異なるアイピースを使って追い込んでいくらしいが、CMOSカメラを使って直焦点のまま調整を行った。

調整方法は、2等星程度の明るい星を導入し、ピントを少しずらして観測したときに見える同心円状の模様と中心に見える点の位置を、副鏡裏の3つのネジの締め具合と、補正板上の副鏡の位置で調整していく。

同心円の見え方と副鏡の角度/位置調整のイメージ

初期状態。確かにずれている。

調整後。追い込みが十分かどうか判断付かず...自己判断で切り上げる。

光軸調整は何とか完了したが、薄雲は残ったまま。一応、星は見え始めたので撮影開始。流れる雲に邪魔されて導入時のプレートソルブやガイドに失敗しながら苦労して40枚程度撮影したところで完全に曇ってこの日の観測は終了。コントラストが悪くソフトフィルターがかかったような写真が多かったが無理やり画像処理で仕上げた。

光軸ずれは改善したが星がやや楕円に...ガイドエラーか?

超新星は出現から1ヵ月程が過ぎたがまだ明るい。天気の良い日にまた狙ってみたい。

おしまい。